【産業天気図・ソフト/サービス】景気回復とともに明るさが戻る

景気回復が追い風となり、ITサービス市場は賑わいを取り戻し始めている。2005年のITサービス市場の規模は前期比3.2%増となる4兆7246億円(IDCジャパン調べ)。前年から好調だった製造業向けに続き、通信キャリアでもIT投資が活発化。さらに、収益回復が著しい大手銀行、株式市場の活況に沸くネット証券など、金融機関向けも戻って来ている。こうした状況を勘案すると、06年もITサービス市場は順調に推移する公算が大きい。
 企業別に見ると、近年、不採算案件に苦しんでいた富士通<6702.東証>が復調。英国でのアウトソーシングなど海外も調子は良い。NEC<6701.東証>も、半導体と携帯電話端末はボロボロながら、ITサービスは堅調だ。また、来期の大幅増益が見込めそうなのが、NTTデータ<9613.東証>。積極的な買収戦略に加え、「今後2年は公共分野のピークが来る」(幹部)という。ドル箱の政府系案件も、社会保険庁、郵便局向けを軸に回復し、会社側が中期計画で掲げる06年度営業利益800億円は現実味を帯びてきた。
【佐々木紀彦記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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