進化型「GRヤリス」からGRカローラの今後を予測 8速化された新型の走りをサーキットでテスト

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ご存じのようにトルク値は加速力を左右する。最大値だけでなくその80%程度のトルクをどれだけ広いエンジン回転域で発生できるかという点も乗り味を決める大きな要素になる。よってGRヤリスよりも車両重量が重くなるGRカローラでは、発生回転域の広さが乗りやすさ、扱いやすさに直結する。

GRカローラを手に入れた筆者の気持ち

GRカローラの走行イメージ
GRカローラの走行イメージ(写真:トヨタ自動車)

ところで今からちょうど50年前になるが、筆者の実家で初めて購入した新車がカローラだった。そして現在に至るまでカローラとは縁があるようでGRカローラの抽選販売を引き当てることができ愛車として迎え入れた。

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3ペダルの純粋なスポーツモデルを公道&サーキットで存分に味わいながら、筆者長年の研究テーマである運転支援技術の実力を堪能したい。最新の「Toyota Safety Sense」は車載センサーのひとつである光学式単眼カメラの映像をもとに、システムのソフトウェアアップデートも行う。その進化度合いもGRカローラの進化とともに体感するつもりだ。

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西村 直人 交通コメンテーター

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にしむら なおと / Naoto Nishimura

1972年1月東京都生まれ。WRカーやF1、さらには2輪界のF1と言われるMotoGPマシンでのサーキット走行をこなしつつ、4&2輪の草レースにも精力的に参戦中。また、大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も積極的に行うほか、ハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)理事。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。(財)全日本交通安全協会 東京二輪車安全運転推進委員会 指導員。(協)日本イラストレーション協会(JILLA)監事。★Facebook「交通コメンテーター西村直人の日々

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