長期で1億円も目指せる「新NISA時代」の資産運用 投資信託の純資産は過去最高の227兆円

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個人マネーの流入は統計にも表れている。下図を見ていただきたい。これは日本銀行の資金循環統計だが、これまでは現金・預金に集中していた資産が株や投信にも向かい始め、このところの株高もあって金融資産残高が膨らんでいることがわかる。

投信の純資産が過去最高

中でも投信は、公募投信の純資産総額が24年3月末時点で227兆0241億円と過去最高を記録。ETF(上場投資信託)を除く株式投信の資金流出入は、1兆2800億円の流入超過となり、16年ぶりの高い水準となっている。まさに「資産運用熱狂時代」の様相を呈しているといえるのだ。

こうした環境下、積み立て投資によって資産1億円を形成することも決して夢ではなくなってきた。投資金額と期間、利回りを上手に設定すれば、誰にでも1億円をつくり出すことは可能なのだ。

そこで『週刊東洋経済』4月27日-5月4日 合併号の特集では、投資初心者から中級者を対象に投資の基礎から実践に至るまで幅広くご紹介。資産1億円への道をシミュレーションしたほか、投資すべき投信や株の銘柄も詳しく取り上げる。そして最も大事な売り時、つまり利益確定についても解説した。

足元では日経平均が4万円を割り込んでいるが、新NISAが始まった今こそ、資産運用を始めてみてはいかがだろうか。

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田島 靖久 東洋経済 記者

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たじま やすひさ / Yasuhisa Tajima

週刊東洋経済副編集長。大学卒業後、放送局に入社。記者として事件取材を担当後、出版社に入社。経済誌で流通、商社、銀行、不動産などを担当する傍ら特集制作に携わる。2020年11月に東洋経済新報社に入社、週刊東洋経済副編集長、報道部長を経て23年4月から現職。

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