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ビジョンや夢があれば、国境を越えることに躊躇いはない。自分がしたいことを自分らしく実行する。ときには力強く、ときにはしなやかに、そんな生き方が輝きを放つ。

世界中の人に本物の日本食を届けたい

今年の12月、シンガポールの伊勢丹オーチャード店4階に「ジャパンフードタウン」がオープンする。日本食レストラン16店がテナントとして入るこの“日本食のモール”を仕掛けたのは、一般社団法人日本外食ベンチャー海外展開推進協会代表理事の吉川誠人さんだ。

吉川 誠人 さん
(2000年 法学部卒業)
一般社団法人 日本外食ベンチャー海外展開推進協会 代表理事

「ヘルシーで、旨味というほかの料理にはないおいしさを持つ日本食は、どう考えても世界一。必ず世界の人に受け入れられるはずです」

もちろん日本食レストランはすでに世界各地にある。吉川さんによればシンガポールにも1000店舗を下らない日本食レストランがある。だがその多くは赤字だと指摘する。

「日本食は日本からの食材や職人の供給がないと難しい。しかし海外の日本食レストランで日本の食材を使っている店はごくわずか。日本人が1人もいない店すら珍しくありません。日本人から見たらとても日本食とは言えないような料理を提供している店が多いのです」

飲食店で働く外国人労働者にはビザが下りにくい。これは日本も含めてほぼすべての国に共通することだ。そして日本から食材を入れようとすれば、物流コストがかさむ。そのため日本から食材や職人を供給しにくいのだ。ジャパンフードタウンは、そうした問題を解決するプラットホームとしての役割を目指す。

「物流コストはロットの問題。16店舗集まれば、築地で買った食材を月1回コンテナで東京港から運んでも十分採算が取れます。人の問題についてはシンガポール政府にお願いして、ビザが下りやすいようにしてもらえることになっています」

総投資額は約12億円。この事業はオールジャパンでやるべきだと考えた吉川さんは経済産業省にプレゼンし、官民ファンドのクールジャパン機構から7億円の出資を得ることに成功。日本外食ベンチャー海外展開推進協会を設立し、上場企業などからの出資も引き出した。

食のクールジャパンを世界に展開

吉川さんは、学生の頃から起業を目指していた。卒業後、金融機関に就職したのも、「資金繰りや資金調達の知識が必要」と考えたからだ。その後、コンサルティング会社に転じて外食産業と出合い、26歳で独立。居酒屋や焼き肉店、ワインバルなどを展開する外食ベンチャーを立ち上げた。

「もともと海外で日本食をというのが夢でした。海外旅行が好きなのですが、海外にいると日本食が恋しくなります。でも高い、おいしくない店が多い。何とかならないものかとずっと考えていたのです」

そこで考えたのが、ジャパンフードタウンというプラットホーム。シンガポールで成功させ、いずれは世界中で展開するつもりだという。

「これは日本の食材や日本食というコンテンツを輸出するプラットホーム。海外の人にも喜ばれ、国益にもなる、オールウィンのビジネスで、いわば食のクールジャパンです」

そう語る吉川さんは、自ら起業した外食の企業はすでに手放した。この事業にかける決意は固い。

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