微生物で発電!驚異の「折り紙バッテリー」

途上国での病気診断ツールなどに応用へ

紙をベースに作られたバッテリーが求められるワケとは?(写真:HappyPhoto/PIXTA)

最近の微少デバイスの中には、非常に小さい電力で作動するものも出てきているようだ。そういったデバイスは、従来型の外部電源を使わなくても、環境から得られる微細な電力で動かすことができるようになりつつある。ここで紹介する電池も、意外な方法で電力を得ている。

そのひとつが、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究者Seokheun“Sean”Choi氏が発表した、コンパクトに折りたたむことができる『折り紙バッテリー』だ。

バクテリアが電力を作りだす

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

このバッテリー、なんと微生物の呼吸からエネルギーを得るのだという。そして、バクテリアを含んだ水をたらすだけで、紙製のバイオセンサーを作動させるほどの電力を発生させることができる。

「汚い水には、有機物が多く含まれているんです。どんな種類の有機物も、バクテリアの新陳代謝に役立てることができます」とChoi氏は言う。

また、このバッテリーのもうひとつの大きな特徴は、紙をベースにしているところだ。紙は安価でどこでも手に入りやすいので、特に物資の乏しい僻地や、開発途上国では便利だ。そのため、多くの研究者が病気の診断ツールとして紙という素材を活用しようとしてきた。

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