PCが大幅省エネ化!"光学伝達"の新潮流

電気の配線を「光」に置き換えるには?

(写真:djf/PIXTA)

コンピュータが消費している電力は大きい。スマートフォンも同様だ。その消費量を低く抑えることができれば、消費電力の大幅な削減が可能になり、温室効果ガスの排出削減にも効果が大きいのではないだろうか?

これまでコンピュータの大幅な省エネ化が可能になったという話はあまり聞かなかった。しかし、それが可能になるかもしれない新しいアイデアをアメリカ・スタンフォード大学の研究者が開発している。

コンピュータ内でも光回線

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

スタンフォード大学のJelena Vuckovic氏は、コンピュータのチップ間でやりとりされるデータの送信方法を変えることで、コンピュータをさらに速く、より効率のいいものに改良しようと考えている。

現在、コンピュータの中では、電気の流れによってデータがやりとりされている。その方法はエネルギー消費が大きい。無駄なエネルギーが、熱に変わって空気中に放出されていることからも想像できるだろう。ノートパソコンを使っていると、だんだん温かくなっていくのは、それが理由だ。

「数年前、同僚のDavid Miller氏が、コンピュータにおけるエネルギー消費を詳細に分析したのですが、その結果は驚くべきものでした。マイクロプロセッサーが消費するエネルギーのうち最大で80%が、インターコネクトとよばれる配線上でデータを送る際に消費されていたのです」と、Vuckovic氏は言う。

そこで、Vuckovic氏らの研究チームは、電気に替えて光でデータをやりとりする新しい手法を『Nature Photonics』に発表した。現在、インターネットは光ケーブルでつながっていることが多い。それをコンピュータの中にも構築しようというのだ。

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