世界の運命 ポール・ケネディ著/山口瑞彦訳

世界の運命 ポール・ケネディ著/山口瑞彦訳

地球の経済と政治の現状を知るために、火星からの視察団が訪れたら、彼らはどのような所感を持つだろうか。本書には、こんなユニークな視点で世界を眺めたエッセーが収録されている。その答えは、環境破壊、戦争、金融不安、破綻国家、人権侵害、民族主義などに火星人たちは困惑し、地球の未来に失望するだろうと説かれている。

また、第2次大戦当時のルーズベルトやチャーチルと、ブッシュ前大統領の戦地に滞在した時間を比較し、前大統領の時間が圧倒的に少ないことから、為政者の資質を問うなどしているのも面白い。

希代の歴史家が、こうした意外な話題から、この星の歴史、時事問題、未来予測までを語り尽くしている。

中公新書 840円

  

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