相手もドン引き!「日本人すぎる」英語表現 60日集中特訓!ビジネス英語術 第3回

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画面の向こうで取引先が驚愕しているかも?(wavebreakmedia/PIXTA)

カジュアルすぎる英語はビジネスシーンには不適切ですが、あまりに仰々しい表現は、逆に相手に違和感を与えます。ビジネスではお互いの立場が対等であることが大事です。

今日は仰々しいフレーズで慇懃無礼にならないように、適切に表現する事を学びましょう。

丁寧すぎる表現はNG!

仰々しい例
I’m really honored to have the great chance of working with your company.
御社と一緒にお仕事させていただく素晴らしいチャンスをいただき、誠に光栄に存じます。
適切な表現の例
I’m very looking forward to the opportunity to work with you.
御社とお仕事させていただけることを楽しみにしております

 以下のような文章もビジネスメールでは堅苦しすぎて逆に変ですね。

You are kindly requested to work us.
「私共とお仕事することを親切にもお願いされてくださいますか?」
 look forward to ~  ~を楽しみにする

このtoは不定詞のtoではなく前置詞のtoです。前置詞の後ろに動詞を置く場合は必ず動詞ing型、つまり名詞形にしなくてはなりません。間違いやすいので気をつけましょう。

例:I’m looking forward to meeting you again.
またお目にかかれるのを楽しみにしております。
 
opportunity  機会・好機・チャンス

日本人はchanceという単語をよく使いますが、こちらは本来「機会・偶然」という意味。ビジネスの現場ではopportunityが使われることも頻繁にあるので、是非覚えて下さい。

Opportunity knocks at the door only once.
チャンスは二度と来ない。
You should take advantage of this rare opportunity.
滅多にないこの機会を利用しなさい

 

 

荒井 弥栄 Office Grace社長

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あらい やえ

株式会社Office Grace社長。1967年3月5日生まれ。東京都出身。1964年東京オリンピックで英語オペレーターを務めた母親の影響で、幼少の頃から英語に興味を持つ。ディズニー創設チーム日本来日の際、脚本家が自宅に2年間ホームステイしたことにより、異文化になじんだ生活を送る。大学在学中に日本航空国際線CAの採用試験に合格。大学を中退して就職。11年のフライト経験の中で「英語」を通じて様々な国の文化・人に触れ、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を身に付ける。
その後の英語講師時代、かねてから得意であった執筆が「週刊朝日」副編集長の目に留留まり、創刊以来初の素人女性コラム「Yaeのビューティフル英語脳」がスタート。
その後、出版社から依頼があり4冊英語著書出版。

現在は、語学力を要求されるドクターや会社経営者、社内公用語企業役員クラスだけにターゲットを絞った、1対1の英会話+ビジネスマナー+交渉力レッスンを行う株式会社オOffce Greaceを経営する。宣伝・営業を一切しないのに、レッスンは常に半年先まで満席。また、企業での研修・講演・セミナーも行う。


【著書】
・「ビジネスで信頼されるファーストクラスの英会話」(祥伝社黄金文庫) 
・「ファーストクラスの英会話 [電話・メール・接待・交渉編]」(祥伝社黄金文庫)
・「元国際線キャビンアテンダントが教える世界に通じるきれいな英会話」(中経出版)
・「日本人が知らないシンプル英会話」(大和文庫)
・「人生を変える英語学習法~カリスマ講師・著者による英語学習必勝法~」(成美堂出版)
・「一番使える接客英会話フレーズ集」2015年11月出版決定

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