JR東日本の株主が、利益よりも重視するもの

鉄道会社にとっての株主総会の意義とは?

――北陸新幹線は「はくたか」の自由席が少ない。増やせないか。

細かくニーズを拾って、的確にダイヤを改正していきたい。

運賃の大幅な見直しを勉強中

――横浜線と南武線は利用客が多く黒字のはずなのに、なぜ不便なのか。取り残されているのではないか。

2014年から最新型のE233系電車を導入している。横浜線は桜木町への直通列車を増やし、利便性を確保した。今後もこうした取り組みを充実させていきたい。

――運賃が区間によってデコボコしている。東京―小田原間の運賃は1490円だが、東京―横浜間と横浜―小田原間を別々に買うと1440円。乗り越しして清算したほうが安いという状態をなぜJR開業以来放置してきたのか。(編集部注:株主が示した数字を実態に合わせて修正)

私鉄と競合する路線は、私鉄に合わせて安くしてきた歴史がある。直線的な運賃にしたいという思いは同じ。ICカードで1円刻みの運賃を導入したこともあり、運賃に大幅な見直しをかける方向性について勉強中である。

――東京オリンピック開催でどの程度の増収となるのか。

会場が決まっていないので、具体的な算定は難しい。世界中からお客様が来るという点では増収だが、競技によっては日本人がテレビにかじりついて動かない。こちらは減収要因だ。

――羽田アクセス線はオリンピックに間に合うのか。建設費用はどうするのか。

アセスメントも含めると10年かかる。2020年の開業は極めて厳しい。できるだけ早く開業できるよう、関係者と協議を進めていく。費用についても、国や東京都からの補助金をどうするかといったスキームについて協議中。ぜひ実現したいので、ご支援をよろしくお願いしたい。

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