地方創生「特徴ない田舎=人は来ない」は大誤解だ 「観光地なし、交通が不便」…本当に不可能!?

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小

日本が人気の理由は、「観光資源がある」「日本国内で有名」「すでに外国人観光客が多数来ている」といったことではありません。

むしろ、「何のとりえもないと日本人には思われている田舎」「日本人にとっては当たり前の田舎」のほうが、チャンスがあるということなのです。

言い換えれば、東京と京都以外のすべての地方にも、インバウンドを呼び込む「地方創生」のチャンスが大いにあるのです。

すべての日本の「田舎」にとって、この「新しい視点」を使わない手はありません。

特徴のない地方自治体にも「地方創生の可能性」はある

「特徴のある産業がない」「観光資源も何もない」という何ひとつ特徴のない地方自治体にも、「地方創生の可能性」は十分にあります。

いままでの概念から「新しい視点」を持って、もう一度、「地方創生」の可能性を探ってみましょう。これまでになかったような、新しい「地方創生」の姿を見つけられるかもしれません。

鈴木 信吾 『日本一わかりやすい地方創生の教科書』著者・「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」受賞

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

すずき しんご / Shingo Suzuki

株式会社イマクリエ代表取締役。神奈川県出まれ、青山学院大学卒業。2007年に株式会社イマクリエを創業し、東日本大震災を機にテレワークを導入。社員全員がフルリモートで働く「完全テレワーク型事業モデル」を確立した。テレワークを活用した雇用創出・企業誘致等の地方創生支援事業を行なうほか、企業向けにテレワークを活用したアウトソーシング事業を展開する。2022年度「地方創生テレワークアワード 地方創生担当大臣賞」を受賞。同年「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」を受賞。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT