ひと言で子どものやる気を上げる「声かけ10選」 自己肯定感が高まるポジティブな言葉

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⑤「大丈夫だよ」「次はうまくやれるよ」

これは、子どもが何か失敗したときの声かけです。失敗しても問題ないよ、次があるからねという、再チャレンジすることへのポジティブな声かけです。

10歳前後になり自我が芽生えてくると、大なり小なりいろいろなチャレンジをして失敗したときに落ち込んだり、プライドが傷ついたりすることもあります。そのときに失敗しても大丈夫、次があるよという言葉かけを親ができるようにしておけば、失敗によって自己肯定感が下がることはないでしょう。

ただし、気をつけてほしいことがあります。なんの努力もしていない段階で大丈夫といったり、課題点を振り返らずに次はうまくやれるよということは、子どもの不安や心配の種になりますので注意してくださいね。

⑥「〜してくれてありがとう」

これは文字通り、子どもがしてくれたことに関して、親が素直に感謝を伝えることです。

「やって当たり前」「大したことではない」ということはありません。

子どもがしてくれたことでお母さん、お父さんは助かった、支えてくれてありがとう、という気もちを、言葉にして伝えましょう。自己肯定感が高まるのはもちろん、子ども自身も、だれかに「ありがとう」が言える大人に育ちます。

努力やプロセスにフォーカスすることで肯定脳をつくる

⑦「○○をしたことが大切なんだよ」

これも②に通じるものですが、努力やプロセスなど、子どもがやったことそのものに対して、大切なことだと伝えます。

たとえばテストの結果が望んだものより低かったり、目標に達していなかった場合でも、「今回のテスト、一生懸命やったよね。そのことが大切なんだよ」と、伝えるのです。

テストの結果ではなく、一生懸命やったことにフォーカスすることで、どんな結果でも肯定的にとらえることができます。これが子どもの肯定脳、肯定感情をつくるためにはとても必要なことなのです。

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