有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

2代目ペッパー、家庭向けは"ほぼ別人"だった 衝撃の披露から試行錯誤の一年

7分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

開発チームが考え抜いたのは、「どうすればロボットが家族の一員になれるのか」ということだった。例えば、家庭向けには、おすすめの料理を提案するアプリが搭載されている。ただ、ペッパーはレシピサイトのように調理の工程を詳しく解説することはできない。むしろ、楽しく料理を提案することで、思わず「ペッパーに聞いてみようか」と感じてもらえる存在を目指した。

ソフトバンクロボティクスの冨沢文秀社長。家庭用の販売に向けて、もっとも重視したことがあった(撮影:今井康一)

当初は詳しい提案を盛り込むことも検討されたが、結局はとりやめた。林リーダーは語る。「僕たちはペットにも家族にも、機能性を要求しているわけではない。ペットの場合、世話によって自分を必要としてくれることや、”お手”をしてくれること、そんな部分に癒しや存在価値を感じている。何かの機能を代替するのではなく、ペッパーにしかできないことをやっていこうと考えた」。

家庭向けの販売に当たって最も重視したのは、飽きさせないこと。ソフトバンクロボティクスの冨澤文秀社長は、「これがいちばんのキーワード。アプリの数を増やすのはもちろんだが、会話やしぐさを作り込み、リアクションもつねに変えるなど工夫を凝らしてきた」と説明する。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数