感染症と文明 共生への道 山本太郎著

感染症と文明 共生への道 山本太郎著

現代では小児の病気として知られる麻疹(はしか)、水痘、おたふく風邪といった感染症は、小児に対して特に高い感染性を持つわけではない。成人の多くが免疫を持つ社会では、子どもたちが唯一の感受性者となるため、小児疾病のように見えるにすぎないという。

急性感染症が小児疾病ではなかった時代には、数十年置きに突発的に流行する急性感染症は、社会全体に時として壊滅的な影響を与えてきた。人類は感染症との闘いに勝利できるのか。ハイチなどで感染症対策に従事した経験を持つ著者は、病原体の根絶ではなく共生が必要と説く。たとえそれが人類にとって心地よいものではないとしても。

古代文明以来続く感染症と人類との関係を振り返る。

岩波新書 756円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
選挙後は大モメ必至<br>どうする子育て支援の財源

新党相次ぎ大混戦の総選挙だが、総選挙後の焦点となる財源問題を検証する。子育て支援5兆円の財源をどうするのか。所得税や相続税の累進強化では不足。やはり消費税頼みか。