36件--2010年にインドに設立された日系海外現地法人数《気になる数字》

上場企業をはじめとする国内有力企業を対象に、毎年、東洋経済が実施している『海外進出企業総覧』調査。この調査によると、年次別の進出件数は2004年をピークとして減少が続いているが、10年は前年比増に転じそうだ。

現時点で確認できている10年の進出数は406件と、09年の524件を下回っている。しかし、これは10年10月時点で確認できた暫定的な件数であり、例年、上方修正される傾向がある。修正率を例年どおりとすると、10年は09年より多くの日系現地法人が設立(操業開始含む)されたと推定される。中でもインドは、暫定値でありながら10年の設立数が36件と、前年の25件を大きく上回っている。国別のランキングでも中国の135件に次ぐ2位と、活況を呈している。

業種別の内訳も併せて過去の推移を見ていくと、アジアへの進出が比重を高める中、生産拠点としてばかりでなく、販売先としてもアジアへの進出が増加していることがわかる。アジアへの非製造業の進出は、1980年代には全体の2割程度だったが、ASEANや中国への進出が増えた90年代には3割に及び、直近2010年には45%にまで達している。

また、円高が進んだ10年は、製造業のアジア進出も増加している。10年の暫定数が前年を上回った業種としては、化学(09年15件→10年21件)、機械(同16件→22件)が目立っている。

(『海外進出企業総覧』編集部 =週刊東洋経済2011年7月16日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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