立命館大学

新たな学問領域を切り拓く
壮大な挑戦

知の越境に架橋する 立命館大学 産業社会学部

立命館大学の産業社会学部が創設されたのは1965年。社会学をベースに多様な学問領域と融合した学際学部は当時、極めて珍しい存在であった。以来50年。アカデミアの殻に閉じこもるのではなく、目の前にある現実の問題解決のために学問領域を超えて知を結集させようというその姿勢は、今も健在だ。事実、実社会でのさまざまな問題に対峙し、あらんかぎりの力で粘り強く問題解決にあたる産業社会学部の卒業生たちは、ビジネス社会でも高く評価されている。

社会学を基盤に現代的諸問題解決に挑む

1965年といえば高度経済成長のただなか。人々の暮らしが日増しに豊かになっていく一方で、核家族化や過疎・過密、公害など、それまでなかった新たな問題が浮上してきていた。そうした問題は、経済学や法律学など既存の単一的な学問だけで解決するのは困難だ。ならば、社会学を基盤にさまざまな学問領域をクロスオーバーさせて対処すべきなのではないか、という発想で誕生したのが、立命館大学の産業社会学部であった。

有賀 郁敏
立命館大学 産業社会学部 学部長

「社会学は、19世紀から20世紀にかけて世界が大きく変容しつつある時代の新しい問題に答えようと生まれた比較的新しい学問です。だからその社会学を基盤に経済学や歴史学、経営学、政治学などさまざまな学問の学際性を生かしていこうと考えたのでしょう。当時としてはずいぶん思い切った判断だったと思います。『自由と清新』を建学の精神にそれ以前からもチャレンジングな取り組みをしていた立命館大学だからこそ、そういう斬新な発想ができたのでしょう」。産業社会学部が誕生した背景について、有賀郁敏学部長がこう解説する。

そしてこれ以後、多くの大学が学際学部を創設するようになった。今では当たり前になった大学の学際学部の嚆矢となったのが、立命館大学産業社会学部だったのである。

産業社会学部の卒業生がタフだと言われる理由

この産業社会学部には現在、現代社会、メディア社会、スポーツ社会、子ども社会、人間福祉という五つの専攻がある。むろん、それぞれの専攻が学際的な学びの場となっている。

現地学生との交流などを通じて、日韓両国の共存共栄的な発展を目指す、韓国メディアキャンプ

たとえば、メディア社会専攻の学生がコミュニティ・ラジオ放送の制作を通じて、また、スポーツ社会専攻の学生が、日本障害者シンクロナイズドスイミング協会との関わりの中で、それぞれ市民社会に内在する切実な課題を深部から把握しようとしている。子ども社会専攻の学生は、社会学をベースに、貧困に直面している子どもたちに寄り添える教育者をめざしている。

「子どもにとって学校の教室は異空間であり、そこでどういう授業を展開するかということを考えるには、単に教科教育法とか授業技法を学んだだけでは難しいものがあります。だから教育の現場では、消費社会のシャワーをたっぷりと浴びている子どもの社会文化環境にも視圏を広げられる教員が求められています。本学部からは毎年、かなりの数の学生が教員になっていますが、『立命館の卒業生はタフだ』とよく言われます。それは学際的な学問をベースに社会問題について本気で学んだ力が生きているからでしょう」(有賀学部長)

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