CEOが交代、ツイッターで何が起きているのか

かつての「ネット業界の雄」も内実は厳しい

ツイッターのCEOの席を退くことが発表された、ディック・コストロ氏(写真:Richard Perry/The New York Times)

Twitterのディック・コストロ最高経営責任者(CEO)は、昨年経営陣の入れ替えを終えた後、取締役会の面々に向かってCEOの首もすげ替えてほしいと告げていた。

6月11日、そのとおりになった。コストロは7月1日付で退くということが発表されたのだ。後継CEOが選任されるまでの間、共同創業者のジャック・ドーシーが暫定的にCEOに復帰するという。

周囲からの批判に嫌気を見せていたコストロ氏

起業家として大成したコストロは、過去5年にわたってTwitterのCEOを務めてきた。その間、ユーザー数が伸び悩んだことや不調に終わった新機軸などについて、ウォール街からとやかく言われることに彼は嫌気が差していた。今年1月のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES)で、もうたくさんだと友人たちに漏らしている。

Twitterはすぐに新CEOを探すことなくコストロを引き留め、経営陣の強化と戦略策定に取り組ませてきた。「このような移行に着手するために最高の時期というものはない」とコストロは投資家たちに説明した。ただし「組織が安定し、商品が堅調であるときが望ましい」と。

コストロ以下の経営陣が商品のテコ入れは進んでいると訴えても、彼の戦略に対する批判は強まっていった。先々週には、長年Twitterを応援してきた大株主のクリス・サッカからも、公に変革を求められた。

CEO交代の発表を受けて、Twitter株価は時間外取引で7%以上値上がりした。

次ページ文字だけのサービスには疑問符も
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
情報の裏側<br>ググるだけではカモられる

スマホの登場で簡単に情報を手に入れられるようになった。一方、エセ情報も氾濫。情報洪水の舞台裏と、荒波を泳ぎ切る実践スキルを紹介する。佐藤優氏、池上彰氏…情報賢者が登場。