「自社醸造」びっくりドンキーの本気ビールが凄い 「ビール純粋令」を遵守、水は小樽の良質な水を使用

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
拡大
縮小

表面はつるんとしたジョッキではなく、切子で装飾されており「Otaru Brauerei」と書かれたロゴも気分を盛り立てます。

一口飲むと、まず感じたのはコク。「ガツンとくる」というよりはまろやかな中でしっかりとビールらしい風味が味覚を刺激し、これはつまみが進むビールだと感じました。

たっぷりとソースがかかって味も濃い目なイカの箱舟と合わせても、しっかりとそれに対抗する味わいをドンキーハウスビールは持っています。揚げ物であるクロケットとの相性も抜群、そこまでお酒に詳しくない筆者も「うまい」と感じるビールです。

何とも豪快な「イカの箱舟」(筆者撮影)

そうこう“前菜”を楽しんでいるうちに、メインとして頼んだ黒デミバーグディッシュが到着しました。肉・デミグラスソースとの相性は、いうまでもありません。

「ハンバーグだけ」「ソースをしっかり絡ませたハンバーグ」の、いずれも抜群に引き立て、それでいて自身の主張もしっかりとあるビールです。

黒デミバーグディッシュ。黒い照り返しが食欲を誘います(筆者撮影)

創業時はハンバーガーがメインだった

ここであらためて、びっくりドンキーの紹介です。びっくりドンキーの前身は1968年に岩手県盛岡市でオープンした「べる」というお店で、ハンバーガーをメインに扱っていました。

その後、主力メニューをハンバーグへ転換し1973年にハンバーグ・サラダ・ライスを木の皿に盛り付けた料理の提供を開始し、現在のディッシュメニューにつながっています。

次ページハンバーグへの並々ならぬこだわり
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT