茶の湯の宇宙 小堀宗実著

茶の湯の宇宙 小堀宗実著

茶の湯の正式なもてなしを「茶事」という。4~5人の客を招き、およそ4時間をかけて懐石料理と濃茶、薄茶でもてなす。日常とは切り離された空間で庭をめで、床の間には書画や花を飾り、茶道具には陶芸だけでなく木工芸や金属工芸の作品も用いられる。招く側はもちろん、招かれる側にもさまざまな知識と美意識が求められる。茶の湯が日本文化の集大成、総合芸術といわれるゆえんはここにある。

一般に考えられている茶会は茶事の省略形にすぎず、抹茶の点て方である手前の稽古が茶の湯のすべてというのは誤解であると著者は指摘する。遠州茶道宗家13世家元が、茶の湯が大切にしてきた心のあり方や美意識をわかりやすく伝える。

朝日新書 735円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
ソニー復活の虚実

2017年度は最高営業利益を狙うソニー。しかし、過去10年は経営が苦しく、新規事業の仕込みが十分にできていない。次の成長事業が見つからなければ、再び下り坂が待ち受ける。