かつや「旨すぎるとん汁」が秘めた幾重のこだわり 実はとん汁店との声も? 店舗仕込みのこだわり

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さて、今回は比較のため、小サイズがついてくる定食メニューと、大サイズのとん汁定食を注文しました。到着したとん汁を横に並べてみると、その差は一目瞭然。小サイズは家庭で使うお椀のサイズですが、大サイズの大きさは予想以上です。

並べてわかる、大サイズの存在感(筆者撮影)/配信先では写真を見られない可能性があります。その場合は、本サイト(東洋経済オンライン)内で御覧ください

驚くのは大きさだけではありません。パッと見ただけで具沢山なことが伝わってきます。期待をしながら箸を沈ませると、たくさんの具材に当たります。豚肉や大根、人参、玉ねぎといった野菜の他、こんにゃくも発見しました。

口に運ぶと、噛むまでもなく野菜が溶けていくように感じます。相当な時間、じっくりと煮込まれたのでしょう。そんな中でこんにゃくと、シャキシャキしたネギがいい存在感を示しています。

見せかけだけではなく、具もたっぷりで満足感は相当高い一品でした(筆者撮影)

汁は野菜と豚の旨みや甘みがよく染み出しており、味噌自体はやや甘めで厚みを感じる味わいです。とん汁定食にはヒレカツ・ロースカツの2種類がありますが、カツがなくても十分にご飯が進む、おかずとしてのスター性を存分に感じました。

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ここであらためて、かつやの紹介です。運営はアークランドサービスホールディングスで、天丼「はま田」や唐揚げ定食専門店「からやま」なども展開しています。中でもかつやの売り上げ構成比は2022年12月期で59.3%と、主力のブランドです。1998年に1号店をオープンし、2022年12月期末時点で店舗数は、国内450、海外75の525店舗に上ります。

同社によると、かつやの人気メニュートップ5は「カツ丼(梅)」「ロースカツ定食」「とん汁(小)」「とん汁定食(ロースカツ)」「カツ丼(竹)」。5つのメニューだけで、売り上げの3割程度を占めているそうです。

2種類あるとん汁定食のうち、人気が高いのはロースカツ(筆者撮影)
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