東大医学部卒語る「共通テスト前にやるべき事」 今年は例年よりも難易度が高まる可能性も

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西岡:この漫画でも描かれている通り、あらかじめルールを決めておく、というのは大切かもしれませんね。ある意味、機械的に判断をくだせる状態のほうが、合格率は上がりそうです。

本番と同じリズムの生活を心がける

宇佐見:また、試験本番と同じリズムで生活する経験をするのも大事です。共通テストの時間割は、社会の次に国語、その次は英語となっています。

このリズムで試験問題を解く習慣がある人のほうが合格率は上がると思います。普段の練習から、試験のリズムに身体を合わせておく必要があります。例えば、私たちは共通テスト直前にYouTube LIVEで、本番と同じ時間割で、Z会から発売されている実戦模試の問題を解くという取り組みをしています。

西岡:共通テスト本番の流れに慣れることができるわけですね。よく、昼夜逆転している人は落ちやすい、と言いますが、試験本番が午前中から始まるため、夜型の生活をしている人は朝だと実力を発揮しづらい、ということも理由の1つだと考えています。朝起きてからの流れも、同じ日を作って、リハーサルをするのはとても有効な手段だと言えそうですね。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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