滑らかな動き!義肢は、ここまで進化した

<動画>脳の指令で動く義肢の可能性とは

(ナレーションは英語で本文が日本語訳です。音量にご注意下さい)

驚くべき技術により、手足を失った人がバイオニック義肢を意識でコントロールすることが可能になった。

グミ・オラフソンさんは、自分の足がどう動くかについて考える必要はない。バイオニック義足を身につけているにもかかわらずだ。彼は新しい義足を着装してまもなく、自由にコントロールできると感じた。

「義足をつけてすぐ、大体10分ほどでコントロールできるようになりました。立ち上がってそのまま歩くことができたのです」。

これは、オラフソンさんの足に残された筋肉の中に埋め込まれた小さなセンサーが、脳から神経末端への信号を受け取り、そして義足内の受信機へとつなぐことで可能になった。

意識で義足が動かせる仕組み

オズール社の研究開発ディレクターで、整形外科医のソルヴァルドゥル・バージョン氏は装着者の体内にセンサーを挿入する外科的処置を行った。

バージョン氏はこう話す。「筋肉内にセンサーを埋め込みました。筋肉は信号を受け取り、その信号が義肢へと伝わり、そして義肢が脳の指示どおりに反応するのです」。

オズール社は義肢分野のスペシャリストであり、米国で埋め込み型の筋電性センサーを自社の人工義肢と組み合わせて使用している。

このアイスランド企業によると、手足を切断した人が下肢義足を無意識的にコントロールできたのはこれが初めてということだ。

既存の義肢を使っている人も簡単に”アップグレード”でき、意識により義肢をコントロールできるようになるという。

将来的には、センサーが周囲の状況に反応するよう開発が進むかもしれない。前述のソルヴァルドゥル・バージョン氏は言う。「われわれの究極の目標は、失った四肢の機能と同じことができるようにすることだ。次のステップは、フィードバック・ループを得るために、周りの状況を検知できるようにすることでしょう」。

現在のところ、オラフソンさんの身体自体が義足の動きにあわせている状況だ。「毎日使用すれば、自分の足をどんどんコントロールできるようになってきます。ある意味では、義足で正しく歩く方法を毎日学んでいるのです。下り坂、上り坂、階段の降り方、上り方、さらには座り方や椅子から立ち上がる方法までです」。

オズール社は意識でコントロールするバイオニック義肢の試験を、オラフソンさんともう一人以外にも広げていく計画だ。同社はこれにより、四肢切断者の義肢と体の真の調和に一歩近づくとしている。

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