国家破局カウントダウン 日本を救う三つの処方箋 上野泰也著

国家破局カウントダウン 日本を救う三つの処方箋 上野泰也著

“余命”はあと5年前後--著者の日本経済に対する診断だ。マーケットはつねに「先読み」しながら動く性質があるため、それより早く「悪い金利上昇」の時代がやってくるおそれもあるという。

これは資金循環統計(日本銀行)を基にした予測だ。資産と債務残高の「すき間」を埋める国内家計マネーによる国債・地方債消化余力から計算されている。

この試算には、家計金融資産の国外逃避(キャピタルフライト)の大規模な発生や、今までのような資産運用におけるホームバイアスの強さが前提とされている。もしそうでなければ、より早くリスクプレミアムが付加されることになる。

少子化対策、観光立国に加え、移民による滞在人口の増加での経済成長促進が主な処方箋。「この国の運命がこの先どうなるかは、一部の政治家の責任ではなく、参政権を持っている国民の自己責任」として、国民一人ひとりの奮起を促す。

朝日新聞出版 1680円

  

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。