「AIみたいな美少女」と言われる「藤咲凪」本当の姿 生放送で「2児の母」と突然告白、知られざる半生

✎ 1〜 ✎ 24 ✎ 25 ✎ 26 ✎ 最新
拡大
縮小

芸能活動をやめ、地元である北海道での新たな生活がスタートした。そして、2019年長女を出産。家族3人での生活が始まる。

慣れない子育てに一人奮闘する日々を送る。これまでの芸能活動とはまったく違う日常にもそれなりに満たされていた。

2022年には、次女を出産。家族4人での順風満帆の生活に見えたが、現実はなかなか難しく、悩んだ末に離婚を決意。子どもたち2人は藤咲が育てることになり、シングルマザーとしての新たな生活がはじまった。

「不安はありました。わからないことも多かったので。ただ、産むことを決めた瞬間から、どういう状況でも必ず子どもを育てていく『覚悟』があったので、新たな生活への楽しさのほうが上回ってましたね。決して楽観的に考えてたわけじゃなくて、この時期は不安、楽しみ、両方の意味で頭の中は子どものことでいっぱいでした」

そうして、「子どもたち2人は自分が育てる」という強い覚悟のもと2022年、再び上京することになる。

時間を効率的に使うことで、子育てとアーティスト活動を両立させている(撮影:今井康一)

「母」として「アーティスト」として

上京後、芸能活動を再開させた藤咲。子育てとの両立は大変ではないのだろうか。

「うちの子たちは本当にいい子で手がかからないんですよ。夜泣きとかも少ないし。元々ショートスリーパーなので少し寝れば大丈夫です」

笑ってはいるものの、3歳と1歳の女の子を2人育てるのは本当に大変なことだろう。ましてや芸能活動と並行してだ。

「全然大変だとかは思わないです。楽しいですよ! でも家で子どもたちと一緒に泣いちゃうことはあります。なんか涙がとまらなくなって……」

つらくはない。自分自身が選ん道だ。わかっている。それでも感情があふれるときもある。

だが、藤咲は子どもを産むとき、そして北海道を離れるとき、都度決意してきた。母として子どもたちは私が育てると。

だからこそ、シングルマザーとして子育てをしながら再び芸能の道に戻ってきた。

「ジェットコースター」のような人生はまだまだはじまったばかりなのかもしれない。

*この記事の続き:「AI的美少女✕2児の母」藤咲凪、再活動"驚く真相"

松原 大輔 編集者・ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT