男女ミックス試合に勝つ企業、負ける企業

スポーツ界の新ルールが企業に浸透する日

(写真 : enterFrame / PIXTA)
昨年、『「育休世代」のジレンマ』(光文社新書)を発表し、ワーキングマザー界に鮮烈にデビューした中野円佳氏。連載5回目の今回は、スポーツ界にじわじわ浸透し始めた「ミックスゲーム」を題材に、企業における女性活用について考えます。
※1回目記事:育休世代のカリスマが、会社を"降りた"ワケ 
※前回記事:女性が「戦力ダウン」する組織は何が問題か

 

こんにちは、女性活用ジャーナリスト/研究者の中野円佳です。みなさん、フットサルに「ミックス大会」というのがあるのはご存知でしょうか。5人で戦う試合に女性プレーヤーを必ず2人以上入れないといけないなどのルールがある、男女混合のある大会です。

今日は女子サッカーの話をしながら企業総合職の女性の置かれた環境について考えてみたいと思います。最強の男子3人とお飾り女子2人で構成されたチームと、それなりに鍛えてきた男女5人のチームはどちらが強いでしょうか。

女子プレーヤーが総合職、女子マネが一般職?

高校時代、私はサッカー部に所属していました。人にそう話すと、必ずといっていいほど返ってくるセリフが「へぇ、そうなんだ。マネージャー?」です。「いや、プレーヤーで」と言うとき、私はマネージャーへのやや否定的な感情を持ちながら、どこか誇らしげに答えていたと思います。

なんで女子がサッカー部に入っている、というと「=マネージャー」と捉えられなければならないのか。別にプレイしたっていいじゃないかという抗議とともに、「私は男のサポートにまわるそっち側じゃないの」という、一種の“名誉男性”的なアピールをしたかったのだと思います。

今ならプレーヤーとマネージャーには、それぞれ発揮できる価値があると思えるのですが、当時は女子マネージャーに対して「サッカーが好きならプレーすればいいのに」と思う面がありました。

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