日産自動車、今期の営業利益予想は14.5%増

北米と中国で販売が拡大する見通し

 5月13日、日産自動車は、2016年3月期の連結営業利益が前期比14.5%増の6750億円になる見通しと発表した。パリで昨年10月撮影(2015年 ロイター/Benoit Tessier)

[横浜市 14日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は13日、2016年3月期の連結営業利益が前期比14.5%増の6750億円になるとの見通しを発表した。調達コストの低減効果や北米・中国での販売好調が寄与する。

為替の影響で400億円減益要因になるが、原価低減などで1100億円、車種構成の改善を含む販売増加などで350億円それぞれ利益を押し上げる。

トムソン・ロイターの調査によると、今期の連結営業利益について、アナリスト29人の予測平均値は6900億円となっており、会社予想はこれを下回った。

同社は中期経営計画で2017年3月期に営業利益率8%、世界シェア8%を目標としている。営業利益率(中国合弁会社の比例連結ベース)は前期が5.8%、今期予想は6.3%。世界シェアは前期が6.2%、今期予想は6.5%となっている。カルロス・ゴーン社長は決算会見で、中期計画の目標達成に向けて「順調に進ちょくしている」との認識を示した。

今期の売上高は同6.4%増の12兆1000億円と過去最高更新を見込む。純利益予想は同6.0%増の4850億円。今期の想定為替レートは、1ドル=115円(前期は109.8円)、1ユーロ=130円(同138.7円)。

今期の配当予想は、年間で42円と前期の33円から9円増配し、配当性向は前期の30.2%から今期は36.3%に引き上げる。

世界販売は555万台を計画

今期の世界販売は同4.4%増の555万台を計画。このうち、日本は同3.7%減の60万台と減少するが、中国は同6.4%増の130万台、北米は5.0%増の192万台、欧州は4.6%増の79万台をそれぞれ見込む。主力の北米市場では利幅の大きいSUV(スポーツ型多目的車)「ローグ(日本名エクストレイル)」や「ムラーノ」などの販売が伸びる見通し。

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