ナイキがオバマ大統領を後方支援するワケ

大統領の訪問に合わせてTPP支持を表明

 5月8日、オバマ米大統領はオレゴン州のナイキ本社を訪問し、TPPへの支持を訴えた。(2015年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ビーバートン(米オレゴン州) 8日 ロイター] - オバマ米大統領は8日、オレゴン州にあるスポーツ用品大手ナイキ<NKE.N>本社を訪問し、環太平洋経済連携協定(TPP)への支持を訴えた。

ナイキは大統領の訪問にあわせ、靴製品に対する時代遅れの関税がなくなれば、米国での投資や最大1万人の新規雇用を後押しするとして、TPPへの支持を表明。オバマ大統領を後方から支援した。

オバマ氏はTPP妥結に向け、大統領に強力な通商交渉の権限を与える貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)法案を可決するよう議会に求めているが、オバマ氏自身が率いる民主党内では産業の空洞化を招きかねないとして慎重な意見が多い。大統領は今回のナイキ訪問を通じて同社から新規雇用の約束を引き出すことで、党内の賛同を得たい考えだ。

大統領はナイキ本社での演説で、TPP交渉から脱退、交渉さえすべきでないとの意見もあるが、これには同意しないと指摘。

「われわれが国際通商規則を策定しなければ、中国が代わってやる。米国は世界の市場から孤立することはできない」とし、「規則が公平なら、われわれは常に勝てる」と主張した。

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