英語上達には、この「脳番地」を鍛えなさい! 脳科学者に聞く、「英語脳」を育てる習慣

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そのため、いくら勉強しても、脳がそのルールを強く記憶することができないのです。しかし、「自分はずぼらだ」とあきめる必要はありません。今日から整理整頓や時間厳守を心がけることで、記憶系脳番地を鍛えることは、十分に可能なのです。

本稿を読み終わったら、まずは机の整理をしてみてください。これによって、英文法に必要な「ルール脳」を鍛えることができますよ。

脳が変われば、英語力は格段に上がる

――「ルール脳」のほかに、英語学習に役立つ「脳番地」はありますか?

8つの脳番地を、私はそれぞれ

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(イラスト:村山宇希)
思考系(考える)
感情系(喜怒哀楽を感じる)
伝達系(伝える)
理解系(情報を理解する)
運動系(体を動かす)
聴覚系(聞く)
視覚系(見る)
記憶系(覚える)

と分類しています。

たとえば、英語を聞いた際は、「聴覚系」で英語を聞き、「理解系」で内容の理解を深めます。英単語の意味は、「記憶系」で思い出します。英語を話したり、書いたりする際は、「感情系」や「思考系」で文章をつくり、「運動系」によって文章を話したり、文を書いたりします。

これらを統括するのが「伝達系」で、伝えたい思いを順序立てて整理する役割を担います。つまり、コミュニケーションには、すべての脳番地の働きが必要で、これらをいかに効率良く鍛えるかが、「英語脳」を作るための近道と言えるでしょう。

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