鉄道の車中で聴くべき音楽は、これだ! 「歌鉄」ミュージシャンが厳選

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多摩都市モノレール(撮影:裏辺研究所)

■ 日暮里・舎人ライナー

2008年3月開業の新交通システム、ターミナル駅の日暮里駅を抜けた後、ビルの5~6階相当の高さを幹線道路に沿ってスピードを上げていく。ほぼ直線でカーブが少なく、乗り心地は悪くない。基本的に無人運転なので先頭車両の最前列を確保したい。景色を楽しむのに打ってつけだ。

電車と違って架線柱がなく、隅田川・荒川などの河川や首都高速を越える度勾配になるこの路線は見晴しがいい。終点の見沼代親水公園駅まで所要時間約20分。往復でアルバム約1枚分聴ける、「聴き鉄」ビギナーにとってちょうどよい長さである。

■ 多摩都市モノレール ■

東京近郊のおすすめ高架路線といえばここもはずせない。2000年1月に開業した多摩都市モノレールにも最前列席があり、確保できれば上北台駅 - 多摩センター駅間の約16km・約36分間の眺望があなたのものとなる。武蔵野の丘陵地帯に張り付くように広がる住宅地帯の上空を悠然と通過していく。終点の上北台駅に到着したらそのまま折り返してもいいし、下車して北方面へ向かい西武鉄道・西武球場前駅まで多摩湖を渡る徒歩ショートカットを楽しむルートも面白い。

■ ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)

1995年に新橋から有明、2006年に豊洲までの14.7kmが開業した東京都心の新交通システム。道路と並走したり、海上を渡ったりループがあったりと見どころ豊富。季節や時間帯にかかわらず混み合うので、豊洲駅から乗ってみるといいかもしれない。右へ左へとほぼ直角に方向を変えながら進んでいくので、沈む夕陽を眺めながら乗車するとなかなかに楽しめる。

冬季夜間に運行される臨時の「夜景列車」は車内消灯で運転。都心ならでの煌びやかな夜景を味わいながらも一興かも。

では、次におすすめの厳選8曲をご紹介しよう。

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