【産業天気図・精密機器】事務機悪化だが消耗品盤石。原油高で下期はコスト負担増へ

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複写機やプリンタなどの事務機市場は、今2005年前半に価格競争が激化し、業績悪化の企業が続出した。下期もインクジェットプリンタで米大手ヒューレット・パッカードの攻勢が予測されるなど、価格競争が弱まる環境にはない。
 足元の原油高も響く。すでにプラスチック製品の原価高という形で影響しており、下期以降もコスト上昇要因として続く可能性が高い。
 ただし、業界各社とも消耗品で高収益を稼ぐ構造自体は盤石。安定した成長基調は続く見通しだ。
【吉川明日香記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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