ぜんそくの画期的治療法?「あの薬」が効果

ほかの呼吸器系炎症性疾患の治療にも光

筆者は小児ぜんそくだった。さいわい現在はほぼ完治しているが、ぜんそくの苦しみはいまでも忘れない。あわせて、運動をすると発作が出やすいため運動があまりできず、精神的なストレスやコンプレックスも少なくなかった。

そんなこともあって、今でもぜんそくの効果的な治療法が確立することを願っている。だから、こんなニュースがあるとうれしい。カーディフ大学の研究者が、ぜんそくを引き起こす潜在的な原因と画期的な治療法を発見したというのだ。

カルシウム受容体がカギだった

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

カーディフ大学の研究者が、キングスカレッジロンドン、メイヨークリニック(米)の科学者と共同で行った研究に基づいた論文を『Science Translational Medicine』誌に発表した。それによれば、カルシウム感知受容体がぜんそくを引き起こす、これまで知られていなかった役割がわかったという。

その論文は、あわせてカルシリティック(カルシウム感知受容体に作用する化合物)を使った既存の薬が、気道狭窄(きどうきょうさく)や気道過敏、気道の炎症によって起こる呼吸困難(つまりぜんそくの症状)の治療に効果的だということも強調している。

「この発見は、信じられないほどすばらしいものです。私たちは、アレルギー性ぜんそくにおいて、アレルゲンやたばこの煙や排気ガスによって起こる気道の炎症と、気道の過敏性を結びつけるものをはじめて発見したのです」とダニエラ・リカルディ教授は語る。

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