津波災害 減災社会を築く 河田惠昭著

拡大
縮小
津波災害 減災社会を築く 河田惠昭著

巨大津波に襲われた東日本沿岸。この地震・津波常襲地帯にどれだけの防災、減災の措置が施され、有効だったのか。これから検証されることになるが、その直前までの「弛緩した行動」に、「必ず来る」として警鐘を鳴らした書。

明治・昭和三陸大津波(1896、1933年)では2度にわたり、住民全員が死亡した集落が存在したが、今回はどうか。津波防波堤が造られたものの、その海側に再び市街地が広がっていった地域はどうなったか。被害を最小限に抑えようとする「減災」の視点は、復興にも欠かせない。

津波は「避難すれば助かる」。いつ、どのように、どこまで避難すればいいか。それを考える基本的な知識を与えてくれる。

岩波新書 756円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT