海外「子連れ赴任」で変わる、家族の生き方 日本のやり方がすべてではない!

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すでに帰国された方からもこのような意見が。

 日本に戻って子どもが小学校に入ると、あまりにもがんじがらめで意味のない規則、ルール、見た目がよいというだけのために子どもたちを整列させる、同じような服装をさせる、笑顔を禁じるというような考え方に、自分も同じような小学校時代を過ごしてきたはずなのに、大きなショックを受け、うんざりしてしまいました。
 今は気持ちの折り合いをつけてお付き合いしていますが、子どもには「みんなと同じにする必要はないんだよ」と口を酸っぱくして言うようになりました。(91年卒、ニューヨーク)

海外赴任のスタイルも多様化

親子ともに苦労や悩みも、成長する機会も多そうな海外生活。留学や赴任の形態も、これまでよくありがちだった

①夫に妻と子どもがついていく
②妻と子どもを日本において夫だけ行く

だけが選択肢ではなくなってきています。

さらに、以下のように海外赴任の形は多様化しています。

③夫は日本において妻と子どもだけで行く
④夫と子どもを日本において妻だけでいく
⑤妻に夫と子どもがついていく
⑥夫妻で時期を合わせて家族全員で動くなど

 

どの選択肢を採ろうか悩んでいるママパパに、今回の記事が参考になることを祈ります。
 

東大ママ門 東大卒ママの同窓組織

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とうだいままもん / Todai mamamon

団体概要:2011年のホームカミングデ-をきっかけに発足した東大卒業生の同窓組織。現在、0歳~小学生の子を持つ層を中心に、20~40代の東大卒のママ(一部プレママ)160人が登録。「子育てをしながら働き続けるつもりだが、会社内にはまだロールモデルがいない」「子どもの教育観について、近所のママ友にはどこまで打ち明けていいかわからない」などの悩みを、同じ大学出身という共通基盤の下にFacebookのグループページ(非公開)で共有したり、オフ会、勉強会などで情報交換している。立ち上げの経緯はこちら(リンク)。

立ち上げ人:中野円佳:2007年、東京大学教育学部卒。『「育休世代」のジレンマ』(光文社新書)著者。同著では制度が整ってからも総合職女性が活躍しづらい社会構造を指摘。東大ママ門や本連載と直接関連はないものの、高学歴女性の抱えるジレンマについて触れている。

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