やる気がなかった女子がすぐやる人になったコツ 「面倒くさがり」は性格のせいではなかった

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ランニングや英会話など、新しく始めたいことがあるのに、どうしても一歩踏み出せない。「仮決め・仮行動」をしようと思っても、体が動いてくれない……。

そんなときに有効なのが、最初の一歩のハードルを極限まで下げる「10秒アクション」です。10秒アクションとは、文字通り「10秒あればできる具体的行動」のこと。

ランニングを始めたいのに、なかなか動けないのであれば、「最初の10秒は何をするのか?」と考え、それだけを実行してみます。

たとえば、「シューズを履く」「ランニングウェアに着替える」といったことをとりあえずやってみるのです。

英会話であれば、「机の前に座る」「テキストを開く」といったイメージです。ここでやめてしまってもかまいません。ただ、この段階で失敗する人はいないため、その後の行動につながる可能性が高まります。

10秒アクションの効果は、脳科学的に証明されています。人間の脳は生命維持のため、できるだけ変化を避け、現状を維持しようとする防衛本能が働いています。一方で脳には「可塑性」があり、ほんの少しずつであれば変化を受け入れると言われています。

つまり、10秒という小さなアクションであれば、脳は変化に対応できるのです。また、10秒アクションという小さな一歩でも、側坐核を刺激する効果があります。

やる気が起きるのを待っていても永遠に行動することはできません。「まず動く」ことで、やる気は後からついてくるのです。

行動の妨げになっているのは人間の防衛本能

『マンガでよくわかる やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』P.33~34より
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