「お金持ちになれる人」か一発でわかる2つの行動 年収「億超え」の人に見られる共通点

拡大
縮小

行動して、気づけばその場で改善点を書き込み、持ち帰ることなく部下や役員たちに伝えていく。これほどのスピード感で仕事をしているからこそ、わずか20年で日本全国100店舗の拡大が可能なのだと痛感したのを覚えています。

日本最大のショッピングモールの楽天の創業者、三木谷浩史社長の座右の銘は「改善、改善、改善」「スピード、スピード、スピード」です。すごいですよね。改善を3つ並べて、さらにスピードを3つ並べる。それぐらい、改善のスピードを重要視しているのです。三木谷氏が主宰する、とある経営者同士の交流会でお会いしたとき、「走ったそばから改善するぐらいでちょうどいい」と話されていたのが印象的でした。

ほかにも、私の知り合いで億を超える年収の持ち主は、とにかく行動と改善のスピードが速いです。成功の秘訣が「行動と同時に、改善」にあるのは間違いないでしょう。

「締め切り」に頼りすぎない

では、なぜ一流の経営者たちは「行動と同時に改善」ができるのでしょうか。それは、「他人軸ではなく、自分軸で仕事をするほうがうまくいく」ことを知っているからです。

他人軸の代表は、いわゆる「締め切り」です。締め切りが近くなると、集中力が発揮されて、すごい勢いで仕事が進むという経験は誰しもあると思います。一方、追い込まれてからの仕事ほど、精神的につらく、ミスが増えます。

他人軸でなく、自分軸で物事を進めるには、すべてにおいて早め早めに動き、現場で検証して、できる限りその日のうちに改善して、その後の動きに余力を作ることです。悩んでいる暇があったら、すぐに行動して、その場で改善してしまったほうが有利です。

次ページ取り掛かるまでのスピードと回数が示すこと
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT