扶桑薬品工業は人工透析品製造の茨城工場を4月中旬に操業再開【震災関連速報】

扶桑薬品工業は人工透析品製造の茨城工場を4月中旬に操業再開【震災関連速報】

扶桑薬品工業は31日、東日本大震災により停止していた茨城工場(茨城県北茨城市中郷町)が4月中旬に操業再開する見込み、と発表した。茨城工場は、透析剤や血液・体液用液など同社の主力製品である人工透析関連製品を生産している。一部製品はシェアが高い一方で同工場でしか生産していないため、市中在庫を残すのみとなり、透析患者への供給不安が懸念されていた。

扶桑薬品工業によると、茨城工場は製造ラインについては異常はなく、点検・準備作業を進めている、という。地震による落下物で損傷し、稼働が止まっていた自動倉庫は、落下物の撤去が終わり、停電も解消したことから、操業再開の見込みがたった。

茨城工場のみで生産しているのは「サブラッド血液ろ過補充液」。通常の人工透析には使用しないが、腎不全に合併症などを発症している場合に使う、という。扶桑薬品は工場が停止したことから、慢性腎不全患者への治療に先立って、当面は急性期の治療に優先使用することを呼び掛けていた。自動倉庫内の在庫品については、4月上旬に倉庫機材の作動確認が完了次第、順次出荷する予定。

(鶴見 昌憲 =東洋経済オンライン)

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