ヒロセ電機の東北地方の3工場はすべて復旧。郡山工場に続き2工場が稼動再開【震災関連速報】

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ヒロセ電機の東北地方の3工場はすべて復旧。郡山工場に続き2工場が稼動再開【震災関連速報】

携帯電話や自動車、産業機器向けのコネクターメーカー大手、ヒロセ電機は31日、東北地方にある3つの工場ですでに操業を再開したと発表した。

東北地方にある東北ヒロセ電機(岩手県宮古市)、一関ヒロセ電機(岩手県一関市)、郡山ヒロセ電機(福島県郡山市)の3工場がいずれも震災直後は操業を停止。一部設備の損傷などがあったが、いずれも軽微だった。

復旧は急ピッチで進み、東北ヒロセなどで一部、電力や通信インフラの復旧が遅れていたが31日時点で、すべての工場で稼動が再開。一関工場と17日から操業を再開している郡山工場はほぼ通常通りの稼動状況にある。

ヒロセ電機はデジタル家電から産業機器まで幅広い分野のコネクターを手がける。東北の3工場では少量多品種のカスタム品を主に手がけ、ヒロセ電機の高い利益率を支える要。セットメーカーからすれば、他社から調達がしにくい製品でもある。東北地方の工場群の早期の復旧によってサプライチェーンへのダメージは最低限にとどめた格好だ。
(伊藤 崇浩 =東洋経済オンライン) 写真は同社サイトより

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