「借金477万、4年で1200万貯めた」彼女の家計簿 浪費家だった29歳が「苦しくない節約」できた訳

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④ 美容代

コスメやおしゃれが好きだったふゆこさんにとって、美容代の節約は大きな変化だった。コスメ代、基礎化粧品代、美容院代を見直したことで、月2万円かかっていたものが月7000円程度になり、大きく節約できた。

メイク道具の節約は、まずは自己分析からスタートしたという。ふゆこさんはデパートコスメ(デパコス)が好きで1個5000円以上するようなものをよく買っていたそうだ。

「コスメ好きにはいろんな種類があると思います。メイクをするのが好き、コレクター的に集めるのが好き。デパコス愛好家の場合は、美容部員さんが丁寧に接客してくれるからそれが好きとか。

私は元々絵を描くのが好きだったこともあり、メイクをすること自体が好きだったと気づきました。きちんと色が使えればよくて、私には高いデパコスである必要はないと考えるようになりました。プチプラでも性能がいいものも多いので、ドラッグストアで手頃な価格の物を買うようになりました」

満足度を下げることなくできる「驚きの美容法」

自分と向き合った結果、物を買う判断基準がより明確になり、満足度を下げることなく節約につながった。

そして、基礎化粧品は、高い化粧水や乳液をやめて純度の高いワセリンに切り替えた。チューブタイプの400円のワセリンで半年くらい持つ。それにプラスして日焼け止めを買うくらいなので、基礎化粧品代は一気に下がったそうだ。その上、肌トラブルもなく満足しているという。

「以前はすごく高価ではないけれど、2000円~3000円の美容液を選んで、これは浪費じゃないと自分に言い聞かせて買うという感じでした。それを意識的になくしただけで、すごい節約になったなと思います」

美容室も1000円カットを試してみたら、意外といいことに気付いたという。

「1000円カットはシャンプーがないですが、逆にいえば30分位で終わるからすごく楽です。美容院代を見直したい人は、1000円とまでいかなくても、2000円、3000円などの価格帯で自分に合うところを探してみるのもいいかもしれません」

プチプラ化粧品
ふゆこさんが愛用するプチプラ化粧品。化粧水や美容液は右のワセリン(400円)のみと話す(写真:ふゆこさん提供)
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