グローバルな人材を目指し、若者たちがシリコンバレーに集結

 

 

3月上旬、日本から150人以上の学生や20~30代の社会人が、シリコンバレーに集まり、米国企業を訪問した。訪問先はグーグル、フェイスブック、ツイッター、NVIDEA、オラクルなど。それぞれの企業に勤務する日本人社員によって、訪問会が準備された。

3月12日にはアメリカでの就職を討議するJTPA(Japanese Technology Professionals Association)の総会がサンノゼ州立大学で行われた。地方自治体から奨学金を受けている者もいたが、大半は自費でシリコンバレーにやってきて、総会に参加したのだ。しかし、参加を希望して総会参加のチケット(1枚100ドルから200ドル)を買っていたものの、「東日本大震災の影響で参加をあきらめた学生たちもいた」(JTPAのスタッフ)

グラフィック系半導体大手のNVIDIAでは、総会前日の11日に学生たちを招いたツアーが行われた。最初、米国人技術者が同社の技術や業務について話し、質疑応答。次に同社製品のプレゼンテーションがあり、最後に半導体を調べる研究所を回った。「半導体企業が、ここまで見せてくれることはなかなかないはず」と、日本から自費で参加したシステムエンジニアは感動を隠さない。

ツアーを統括したのは日本の大学を卒業し日本で就職後、コーネル大学で学んだ経験のある宇野幸子氏。彼女はサンタクララ市本社の人事部で、NVIDIA全社員の給与を管理する。ツアーの最後に参加者は皆、グラフィックチップなどを記念にもらい、次の会社訪問や宿泊先に戻った。

翌日の総会に参加した佐賀大医学部4年の女子学生は「オラクルを訪問したんですが、経験者しか採用しない同社の方針に驚きました。日本では新卒採用だけど、アメリカの企業は考え方がまったく違っている。企業にアピールするものを自分が持っていないと駄目なんだなと実感したので、大学の勉強以外に自主的に能力をつけていこうと思います」と言う。

サンタクルーズのコミュニティカレッジに現在留学中の中央大商学部学生は「外資系企業は雰囲気が楽しそうなので就職したいです。そのうち、MBAを取ってシリコンバレーの企業のマーケティング部で働きたいですね」と夢を語った。

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