ダイキン工業はフッ素樹脂など生産の鹿島製作所が依然停止状態、国内自動車産業などに影響か【震災関連速報】

ダイキン工業はフッ素樹脂など生産の鹿島製作所が依然停止状態、国内自動車産業などに影響か【震災関連速報】

ダイキン工業は東日本大震災の影響で、鹿島製作所(茨城県神栖市)の操業を、依然として停止している。

フッ素樹脂などフッ素化学製品の製造拠点である鹿島製作所は、震災後の停電により操業を停止した。その後、電気は復旧したが、水道が復旧していないため、23日午後時点でも操業が止まっている。

原燃料をコンビナート内に頼る他企業と異なり、ダイキン工業は、原料であるホタル石や、ホタル石の加工物である無水フッ酸を、中国から輸入している。そのため、水道が復旧すれば、操業を再開できるが、その水道の再開メドがたっていない。

鹿島製作所は、国内の自動車、半導体、情報通信など多様なメーカーの中間材料であるフッ素樹脂やフルオロカーボン(フッ素のガス)などを供給している。鹿島製作所でしか生産していない品目もあり、「一部、国内メーカーへの供給に影響が出ている」(広報)。現在、「代替生産について検討している」(広報)段階。理論的には、淀川製作所(大阪府摂津市)のほか、アメリカや中国など海外の工場でも代替生産が可能だが、工場認定などの問題があるため、具体的な方針は決まっていない。

また、国内向けエアコン製造の滋賀製作所(滋賀県草津市)と堺製作所(大阪府堺市)でも、東北地方にある複数の部品会社からの供給がストップしている。部品の在庫がなくなれば、生産に影響が出ることも考えられるため、新たな調達先の確保なども視野に入れ、検討している段階だ。

(前野 裕香 =東洋経済オンライン)

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