就職のために資格は取っておくべきなのか

資格があなたを縛り付けてしまう場合も

大学時代は純粋に学業に専念しましたが、資格取得もすべきだったのでしょうか(写真:【Tig.】Tokyo image groups / Imasia)
 いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)プリンシパルが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

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【キャリア相談 Vol.35】 就職を見越して資格を取得すべきだったのでしょうか?

未内定で今に至る4年生です。私は、当初公務員を目指していました。元々は大学で公法や行政学を学び、できたらそれを仕事にしてみたいと思いました。

しかし、見事公務員試験に落ち、さまざまなアドバイスをいただきながら民間就活をしました。私はどうしても素直に受け入れられず疑ってしまう癖があるようで、親からは「就活を見越して資格をどうしてとらなかったの?」などと言われたり、とある人材会社のサービスを受ける前の面談では「自己分析が足りていない」と言われたりすることにも、「資格って新卒では万能なの?」「自己分析して自分がわかるの?」と思ってしまいます。

私は、純粋に知りたいという思いの中で大学生活を過ごしてきたのですが、本当は卒業後に働くことを見越して過ごすのが正しかったのでしょうか。

S.K

学生時代の過ごし方を反省しても仕方がない

まず正しいか正しくないか。これは人によっていろいろなやり方や考え方があるので一概に言えません。といいますのも、誰にでも当てはまる正解というものは学問の世界とは異なり、キャリアにはありませんので。あえて言うならば、S.Kさんがとるこれからの行動が将来の結果に結びつき、今までのやり方(大学時代の過ごし方など)が正しかったか否かが証明されるのです。

仮にこれまでのやり方が世間一般の基準に照らし合わせて正しくなかったとしても、今さら過去に戻ってやり直すことなどできません。なので、自問自答する必要はあまりないのだと思います。

さらに言うと世間一般のやり方と異なる方法を選択した場合は、自分の方針を貫く強さが継続的に求められます。が、これは本題ではないので拙著『非学歴エリート』を参考にされるとよいと思います。

話を戻しますと、今やるべきは、過去の自問自答ではなく、現状を正確に把握して、今後の打ち手をどうするかということをとことん考え、そして実際に行動に移してみるということなのだと思います。

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