カオナビ

なぜ顔を覚えると組織が活性化するのか? 脳科学者が解き明かすビジネスメリット

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カオナビで「顔を覚えてもらう」と
社会的報酬がもたらされる

柳橋仁機
(やなぎはし・ひろき)
東京理科大学大学院基礎工学研究科電子応用工学専攻修了。2000年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)入社。02年株式会社アイスタイル入社、事業企画担当。06年人事部門責任者。08年株式会社カオナビ設立。代表取締役に就任し、現在に至る。

柳橋 「カオナビ」には、スマホに対応しているという特徴があります。小売業では、お店のスタッフ一人ひとりの働きが、売上げを左右します。トップのマネジメント側からすれば、足繁くお店に通って、少ない時間でもスタッフと交流をもつことが重要になってきます。その点、「カオナビ」はスマホでも見ることができるので、お店にいく途中で社員の顔やデータを簡単に確認できます。そのため店に入ったとき、一人ひとりのスタッフに声をかけることができるのです。

スタッフにすれば、トップや部門長から直接声をかけてもらい、自分の働きが認められるような話題をしてもらえれば、「この人は私を理解してくれている」と思い、「この人のためにがんばろう」と思うようになるのではないでしょうか。

中野 例えば、給料が上がれば、誰でもうれしく思います。これを「金銭的報酬」と言います。しかし人間は金銭だけが報酬なのではありません。他人から褒められたり良い評判を得たりすることも報酬と感じるのです。これを「社会的報酬」と言います。

実は金銭的報酬を得たときと社会的報酬を得たときでは、線条体という脳の同じ部位が反応するのです。さらに知的な課題には、社会的報酬の方が効果を発揮するとも言われています。「この人のためにがんばろう」と思うのは、声をかけられることで社会的報酬が得られるからだと考えられます。

柳橋 中野先生にいろいろと解説していただいたおかげで、「顔が見える」ことにどのような効果があるのかがよくわかりました。これまで漠然としか説明できなかった「カオナビ」のメリットが、理論的に解明された気がして大変スッキリしています。本日はどうもありがとうございました。

 
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