【産業天気図・建設機械】世界規模の受注は過去最高レベルを更新中!鋼材値上げは新製品投入で乗り切る

●お天気概況
 国内受注は2001年3月期を大底として回復傾向にあるものの、依然、ピークの水準には復帰していない。これに対し、世界全体の受注状況は引き続き過去最高水準を更新し続けている。きっかけは中国需要と原油価格上昇による産油国需要がそれぞれ急拡大していること。特に日本の「独自商品」である油圧ショベルは世界中から引っ張りだこ状態。トップメーカーのコマツ、2位の日立建機の業績も過去最高の更新が続く。また、キャタピラー向け油圧ショベルを製造している新キャタピラー三菱の業績も順調だ。

●今後の注目点
 順調な業績が続いているが、ここへ来て厚板、特殊鋼など鋼材値上げ問題に直面。コマツを始め大手企業は、いずれも「世界で最も安い」(坂根正弘コマツ社長)という国内価格の是正に乗り出している。ただ「鋼材値上げの後追いで価格是正が進む」と考えられ、資材価格高が先行する格好だ。もっともメーカー各社は新製品投入で乗り切れると見ている。
【日暮良一記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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