取材と内部文書で判明「ツイッター有料化」の中身 認証プログラムに加えて、有料動画配信も?

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タイムズ紙が閲覧した内部文書によると、マスク氏の新しいサブスクリプション・サービス、ツイッターブルーは、本人であると認証したサブスク利用者の横にチェックマークをつけるもので、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで7日の開始を目指しているそうだ。チェックマークをつけるのに、利用者の身分証明書は必要としないことが、文書で示唆されている。

また、文書には、「ブルー加入者のアカウントと以前に認証されたユーザーの両方にチェックが入る暫定期間」があると記されている。最終的には、ツイッターブルーにお金を払っていない認証済みアカウントは、チェックマークを失うことになる。ツイッターには42万3000以上の認証済みアカウントがある。

文書には、「政府系アカウントがブルーにお金を払わずに認証済みバッジを維持する」計画も概説されている。購読者の返信のランキングを上げたり、より長い動画をアップロードする機能など、マスク氏がすでに発表した購読サービスのいくつかの機能は、文書によると、7日には始まらないだろう。

ブルーチームは寝ずに作業中

ヨーロッパでの展開も予定されており、ツイッターブルーチームは、同製品を欧州連合の一般データ保護規則のプライバシー法に適合させるための作業を行っていたという。

同チームは、来週までに製品を導入する準備をしなければ解雇されると言われた。プロダクトマネージャーの1人であるエスター・クロフォードは、2日にサンフランシスコのツイッター本社の床で寝袋に入り、アイマスクをした自分の写真を公開している。

「チームのメンバーが寝ずに作業している時には#SleepWhereYouWork(作業場で寝ないと)」とツイートしていた。

(執筆:Mike Isaac記者 and Ryan Mac記者)

(C)2022 The New York Times 

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