黒田電気の震災のよる被害は軽微。販売拠点は営業再開【震災関連速報】

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黒田電気の震災のよる被害は軽微。販売拠点は営業再開【震災関連速報】

薄型テレビなどに用いられる輝度上昇フィルムなどの電子部品商社、黒田電気が東日本大震災で受けた被害は軽微だったようだ。

黒田電気が東北・北関東で展開する販売拠点のうち仙台(仙台市宮城野区榴岡)と水戸(茨城県水戸市城南)はともに倉庫の在庫の荷崩れがあった程度。建物の損傷などもなく、人的被害も皆無だった。現在は営業を再開する一方、取引先メーカーの被害状況を調査している。

仙台、水戸の営業拠点は得意の薄型テレビ向けではなくエレベーター等の社会インフラ系や白モノ家電向けに電子部品を販売している。主な納入先は北関東に事業を展開する国内家電メーカー大手だ。

柱の薄型テレビ向け部品は納入先の大手メーカーの生産拠点が関西に集中している事から受注の大幅な減少はなさそうだ。また太陽光発電の部品を生産している関連会社の黒田テクノ港北工場も工場の壁に亀裂が入った程度。メーカー機能の被害は皆無のようだ。

(伊藤 崇浩 =東洋経済オンライン)

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