オムロン

グローバル市場を視野に、
エネルギービジネスに挑戦する企業をサポート 〈オムロン〉

拡大
縮小

北米、欧州にビジネスチャンス
アライアンスを進めたい

「当社の環境事業は、当初から“エネルギーの変換と制御技術”を用いて『創る(創エネ)、貯める(蓄エネ)、かしこく使う(省エネ)』の三つの領域をカバーすることを目指してきました。再生可能エネルギーをはじめとするエネルギー関連市場が変化する中で、当社の考え方が間違っていなかったと自信を持っています」。

16年には電力全面自由化がスタートするなど、市場の変化にともない新たなビジネスチャンスが生まれようとしている。意欲あるPPS(新電力会社)も、さらに誕生しそうだ。また、「ネガワット(節電電力)取引」や「デマンドレスポンス」、「エネルギーの地産地消」といった用語を目にする機会も増えているが、これらの実現のためには、同社が得意とする制御技術とセンシング技術が重要な鍵になる。

「『First Choice for your Energy Innovation. :エネルギー変換技術と制御技術を用いて顧客のエネルギー効率の最大化に貢献する』というのが、当社環境事業のビジョンです。太陽光発電に限らず、熱なども含むさまざまなエネルギーについて、当社の技術を生かし、『AICOT』で太陽光の普及に貢献したのと同様に、お客様や社会の課題解決に貢献していきたいと考えています」。

そう力を込めて語る行本氏の視線の先には、国内のみならず、グローバルな市場がある。

「欧州や北米では、既存の太陽光発電システムの長期利用にともなう発電効率の低下が起こり、どの事業者にとっても大きな課題になっています。例えば、従来発電量から推定していた故障診断から、故障そのものを検知しモジュール内の断線などをいち早く特定できるようにするなど、発電パフォーマンスの最大化をご提案する当社に対するニーズも高く、オムロン独自のセンシング技術と変換技術を融合した製品展開のチャンスがあると見ています。機会があれば、今後海外にネットワークのある企業とも積極的にアライアンスなどを検討したいと考えています。ぜひお気軽にお声掛けいただけたらと願っています」。

市場の変化にともない、世界のエネルギー市場では、新たなビジネスモデルが登場し、成長しようとしている。これらの活性化を牽引しようとするオムロンの行動にも引き続き注目していきたい。

お問い合わせ
オムロン
オムロン
環境事業本部
京都市下京区塩小路通堀川東入
 www.omron.co.jp/energy-innovation