生き残るのは、"いざ"というとき保身に走る男

ピンチのときに出る「本性」

保身に走るほうが賢明? (写真:Ushico / Imasia)

昏睡状態から目覚めたとき、あなたは?

昨年公開された映画「6才のボクが、大人になるまで。」は、12年間もの歳月を費やして撮影されたことで話題になりました。

 監督のリチャード・リンクレイターは、ウィットのきいた演出で知られます。彼の2013年の作品「ビフォア・ミッドナイト」では、男と女にまつわる印象的なエピソードが描かれます。それは、ホームパーティの最中に披露されるちょっとしたジョーク。

大変な事故に見舞われて昏睡状態に陥り、数日後に意識を取り戻したとき。男と女では、リアクションに大きな差がある。

女は、ベッドで目を覚ますと、「あの子はだいじょうぶなの?」「夫は無事?」「一緒に乗っていた人は?」と、ひとしきり周囲の人の安否を気遣い、その後ようやく、安堵のため息をつく。

男は、ベッドで目を覚ますと、すかさず自分の下半身に目をやり、「(男性器は)だいじょうぶなのか?」と、不安そうに医者に尋ねる……。

もちろんこれは単なるジョークですが、生死に関わるような窮地に立たされたときの男女の差として、実に示唆に富んでいます。

職場でのケースに置き換えると……

いざというとき男が大事にするもの。このジョークでは男性器でしたが、職場でのケースに置き換えるなら、自分の立場・キャリアでしょう。

たとえば、社内で大変な不祥事が起きた時。男はすかさず「自分は悪くない」と責任が及ぶことを逃れ、自らの肩書きやキャリアに傷がつかないよう奔走します。

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