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彼女が「好きなこと」を仕事にできた理由

~夢を諦めずに続けたから現在がある~

人生とは決断の連続だ。何かを選択することは、裏を返せば他の可能性を断つことでもある。果たしてあの瞬間の選択は正しかったのか。もしも別の道を選んでいたらどのような現在を迎えていたのか。とりわけ人生の大部分を占める仕事に関しては、今なお悩み続けるビジネスマンや就職活動中の学生も多いだろう。そこで今回はある一人の女性にフォーカスし、彼女が現在の仕事を選んだ理由とそこに至るまでの決断についてお届けする。
駒場訓子さん(31歳)/空間デザイナー 出典:another life.

大好きな「絵」で仕事がしたい、そう思った幼少時代

商業施設の美術を主力事業とする会社に所属し、テーマパークやショッピングモールなどの空間デザインを行う駒場訓子は自分の「好きなこと」を仕事にした一人。だが、その道程は決して平坦なものではなかった。

祖母の影響でモノづくりに興味を持つようになった彼女は、幼稚園の頃から絵画教室に通うようになる。中学時代は美術部に所属し、高校も美術デザイン科に進学。日夜遅くまで作品制作に励み、美術に関するものはとにかく何でも吸収しようと映画館や美術館にも足繁く通った。そんな毎日を過ごしていたから、大学も美術系に進学することが当然のように思えた。しかしその大学受験で彼女は挫折を経験する。二度の受験に失敗したのだ。元々自立心の強い彼女にもう一年浪人するという考えはない。受験の失敗を機に地元を出て東京で生活することに決めた。何のあてもないままに。

仕事とやりたいことの狭間で葛藤した日々

東京ではアルバイトをしながら作品の制作を続けた。ギャラリーで働いていたときは作家の姿を間近に「自分も表に出て活躍したい」と焦りばかりが募った。そんなある日、イラストレーターを探していたデザイン事務所から「うちで働いてみないか」と誘いが入る。二つ返事で入社を決めた彼女。デザイナーとしてのキャリアがスタートした。

初めての社会人経験は見るもの全てが新鮮で刺激的に映った。職場環境も良かった。だが、しばらく経つと仕事に物足りなさを感じるようになった。クライアントの要望に従わなければならない毎日。これは本当に私のやりたいことなのだろうか。このままでは絵を描くことが嫌いになってしまうかもしれない。そう思った彼女は、結局デザイン会社を1年で辞めてしまう。

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