地形が複雑、山手線駒込駅の周辺には何がある? 駅メロは「さくらさくら」、“唯一の踏切"も

✎ 1〜 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 最新
拡大
縮小

そして駒込駅の田端寄りの改札口(東口)はホームの下、低い位置にあるのに対し、巣鴨寄りの改札口(北口・南口)は橋上駅の形でホーム上にあり、高低差が極端だ。

東口側には庶民的な商店が連なっている。山手線は駒込から巣鴨へ向けて堀割の中を走る。両側の斜面にはツツジが多く植えられており、春には人の目を楽しませる。一方の台地上は、閑静な住宅街。駅周辺には中層住宅、ビルが集まる。

谷田川が流れていた場所
谷田川をまたいでいた地点(筆者撮影)
駒込駅東口
ホーム下にある駒込駅東口(筆者撮影)

駅メロは「さくらさくら」

東京メトロ南北線は巣鴨寄りの本郷通りの地下を走っており、駒込駅は山手線よりさらに深い位置に設けられた。1971年に都電が廃止されて以来、接続する鉄道がなかったが、1991年に同線の駒込―赤羽岩淵間の開業により、再び乗り換え駅となった。ただ南北線は1996年に四ツ谷まで延長されたため、都心方面への山手線への乗換客が減り、JR駒込駅の乗降客数は減少傾向となっている。

駒込駅の「駅メロ」は「さくらさくら」だ。地域を象徴する曲として地元商店街からJR東日本への要望で実現した駅メロディで、2005年に春季のみの期間限定で始まり、後に季節を問わず流れるようになっている。

駒込駅東口側の商店街
駒込駅東口側の商店街(筆者撮影)
次ページソメイヨシノの故郷
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT