のん、チャレンジの原動力は意外にも「怒りの感情」 ポジティブな性格は「育った環境にあるかも」

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(写真:洞澤 佐智子(CROSSOVER))

「私ならできる」っていつも思っている 

実在する人物を演じるプレッシャーはなかった? そう聞くと、「私、あまりプレッシャーを感じないんです」とのんさん。 

のんさん:なぜか自信だけは人一倍あるんですよ、何の根拠もないのに(笑)役者としてデビューしたばかりのころから、「自分なら絶対いい役者になれるぞ」って信じて進んできました。

撮影中も「私ならできる」「今の演技いい感じ」って思っています。 

どこまでもポジティブなこの性格は、「育った環境にあるのかも」とのんさんは分析する。 

のんさん:私のお母さんは「テストの点数よりも、楽しいと思うことを優先してほしい」という考え方だったんです。そのおかげで、自分の好きなことに素直でいられたし、自信を持って行動できた。

俳優になりたい、上京したいと言った時も、応援して送り出してくれたことに感謝しています。 

その上で今は、「自分のことを認めてくれる人や面白いと思ってくれる人の側にいて、そういう人たちからアドバイスをもらうようにしている」とのんさん。 

信頼できる人たちと一緒に過ごす時間が、自己肯定感をますます高めてくれるという。 

表現者としてマルチに活動するのんさん。「独立してからの毎日は、チャレンジの連続」だという彼女の挑戦の原動力は、意外にも「怒りの感情」だという。 

のんさん:私の原動力って、この世界に存在する「納得いかないこと」に対する怒りのパワーなんですよ。あとは、悔しさとか。

例えば、やりたいことをやりたいと主張したときに抑えつけられると「みんなをあっと言わせるようなことをやってやる!」 ってなるんですよね。それが“のんの原動力”でもあります。
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