アメリカで活躍する日本人モデルが「嫉妬する時」 「嫉妬心が強い人」に教えてたい抑制の仕方

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「嫉妬」というと、決して良い言葉だと感じない方が多いと思います。良い、悪い以前に、そもそも誰かに嫉妬するなんて「お門違い」だと私は考えています。

よくある例を挙げると、恋愛をしている友人を恋人のいない自分は「いいな」とねたましく思う。そんな経験はありませんか?

でも、恋人がいるからって100%幸せ、ということはないはずです。自分の経験を振り返ってみてください。自分の生活に何らかの制限ができる、厄介な相手と付き合ってしまった……など、人にはさまざまな事情があります。恋人がいるすべての人が幸せだとは限りません。

結婚生活だって同じです。私は結婚しているので、独身の人から「結婚していて幸せそうでいいね」といわれることもありますが、結婚も面倒くさいことだらけですよ(笑)! みんなSNSではいいところしか見せませんからね。

そう、嫉妬の対象があなたにとっての幸せとは限らないんです。

嫉妬はあなたのコンパスになる

だからといって、嫉妬という感情を全否定するわけでもありません。嫉妬って見方を変えれば、悪いことじゃない。私はそう考えています。理由はシンプルで、嫉妬の感情が「自分が心から欲しているもの」を教えてくれるからです。
たとえば私の場合は、「嫉妬した相手が活躍しているフィールドで自分も活動したい」「自分もその人のような役を手に入れたい」ということ。その思いが嫉妬として表れているのです。

つまり、嫉妬と冷静に向き合ってみると 、自分が理想とする状態が見えてくる――。そのことに気づいてから、嫉妬をエネルギーに変えられるようになりました。

まずは、嫉妬する自分を認めること。その上で、自分が「やりたい」と思っている仕事を獲得するために努力すること。

「私はああいう仕事をするのにふさわしいくらい才能があると感じている。この自信を『本物』だと証明するんだ。あの仕事を手に入れるためにがんばろう」と、前向きな気持ちで行動に移せるようになったのです。

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